ココカラでは、一定数のご注文で、定植穴や排水穴の事前加工も承っています。
在庫製品の場合
国内在庫の製品で、トマト用のココカラバッグ(長さ100cm)には、基本、3つの定植穴・両側に合計8つの排水穴(片側4か所づつ)が加工されていますが、入荷の状況によって加工は異なる場合もあります。
オーダーの場合
一定数ご注文いただいた場合、お客様のご要望に合わせて、定植株穴や排水穴をお開けすることも可能です。
穴あけ加工をご希望される際に、必ず伝えて頂きたい8点ございます。
- 定植穴の数
- 株間もしくは定植穴同士の距離(わかれば可)
- 定植穴のサイズ(cm)
- 灌水システムの種類(ペグ式ドリッパー・フラットチューブ)
- ドリッパー(もしくはチューブ)の数と挿入位置
- ドリッパー(もしくはチューブ)の幅サイズ(cm)
- 排水穴の位置(両側・片側・底面中央など)
- 排水穴の数
例1)トマト・パプリカ・きゅうりなど
例2)いちご
※いちご用の排水穴加工に関してはこちらをご覧ください。
それぞれについて、詳しくご案内させていただきます。
定植穴の数・株間
栽植密度を考慮してください。
ベンチに間隔をあけて並べるか、詰めて並べるかでも定植穴の位置を考慮する必要があります。
参考例(長さ50cmに10×10cm画の定植穴が2つの場合)
定植穴のサイズ(cm)
通常、トマトやパプリカ、きゅうりの場合は10×10㎝画もしくは8×8㎝画が多いです。
ご指定がない場合、10×10cmになります。
いちごの場合は、直径7.5cm前後が多いです。ご指定がない場合は7.5cmになります。
灌水システムの種類
1バッグにおけるお勧めの灌水穴の加工はこちら。
【ペグ式ドリッパーの場合】
- 1つのバッグにおけるペグの利用本数
- ペグの挿入位置
- ペグの直径サイズ(cm)
例えば
【フラップチューブ式の場合】
- チューブの本数(1本、2本)
- チューブの幅(cm)
ご指定がなければ両側5cm幅にカットさせていただきます。
排水穴の位置と数
数は、指定がなければ作物に合わせてお開け致します。
お勧めの排水穴のカット位置についてはこちら。
定植穴・排水穴の加工をご希望の場合は、手書きでも構いませんので図面データをメールにてご共有下さい。
もし図面に関して必要事項が確認できていない場合は、製造が遅れる可能性もございますので、ご協力をお願い位いたします。
株間の距離や排水穴の数などご指定がない場合は、株間は等間隔に、排水穴は栽培作物に適した数を、工場側で調整させて頂きます。
膨張前の排水穴加工を悩まれている方へ
バッグ内に水を溜めてから出ないと膨張しないという経験をお持ちの生産者さんもいらっしゃるかと思いますが、ココカラバッグは、排水穴がある状態からでも、均一に復元するのでご安心ください。
初めてご注文される生産者さんには驚かれます。
先にカットされた排水穴が、膨張時に影響することはないのでご安心ください。
排水口があっても、ココカラ製品が膨張する理由は下記になります。
①微粉(0.5㎜以下の粒)がない
細かいココピート粒は取り除き、大きめの粒を配合しているので、空気含率も高く、すぐに膨張します。
排水口から、大量に細かいココピートの粒が流れ出る心配もありません。
②堆肥具合を揃えた粒の利用
メーカーによっては、完全に熟成していない黄色いココピート(若いココピート)を混ぜている場合があります。
そうすると、培地が日本に輸入されるまでの間に堆肥化が進み、細かく分解されたココピート粒がグローバッグから流れることがあります。
ココカラは完全に熟成した茶色いココピートのみを利用しているので、そのような心配はありません。
③培地内水分率を25%以下で管理
圧縮したココピートは水分率25%以下にしています。ココピートは水分保有率が高いと膨張しずらくなります。
ココカラは水分率を調整することで、排水穴が開いていても、早い復元を実現させています。
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