ココカラキューブは、1/5に圧縮された状態で不織布に包まれた、育苗用の独自配合ココピート(ヤシ殻培地)です。
圧縮された状態で届くため、水で復元させる必要があります。
※バッファリングの必要はありません。
3つの復元方法
復元方法は主に3通りあります。
ココピートは1kgに対して、約8Lの水を含むので、0.5kgのキューブには約4〜4.5Lの水が必要です。
①通常灌水
キレイに復元させるために、ゆっくりと灌水させてください。
②底面吸水
水を張ったトレーにキューブを並べて、下から水を吸収させて膨張させます。
③バケツや桶に水を溜める
バケツや桶などに水を溜めて、キューブを入れます。膨張したらすぐにプラグ苗の植え付けができます。
作業場所がない場合は、この方法をお試しください。
プラグ苗を移植する
キューブが膨張したら、プラグ苗を移植します。
定植後、手で優しくキューブを整えると根の発着がより良くなります。
定植穴の比較
2.5mm-3.0mmの場合 2.0mm-2.5mmの場合
キューブ内が乾燥してきたら潅水を繰り返して苗を管理してください。
管理中は、下にマットを敷いて保温すると良いです。
ココカラバッグに定植する
根が成長してくると不織布を突き破ってきます。
苗の生育準備ができたら、培地にそのまま置くだけです。
ふるいわけをしていないココピート製品やロックウール、ピートモスは、乾燥後に水を弾くことがあります。
ココカラキューブはしっかりと水を吸収し、管理がしやすくなっています。
より適した設置方法
ココカラバッグは復元させるとパンパンに膨らむため、定植穴から培地が出てくる場合があります。
その場合は、定植面を平らにし、育苗キューブを水平に設置してください。 そうすることで、水/肥料がグローバッグに入り易くなります。
また、育苗キューブとグローバッグの設置面の間から太陽光が入ると、 根がうまくグローバッグに入らないことがあります。
バッグの穴から少量のココピートを取り出して、育苗キューブをバッグの中に埋めるように設置すると、より根の発着が良くなります。
作が終わったら、株と培地を切り離す
鎌などで抜根すると簡単に外せます。
使い終わったら、不織布をとって、土に還すだけです。
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